県が危険箇所のパトロール、調査結果伝え住民の状況認識を

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[ 2016年 6月 11日 土曜日 12時16分 ]

土砂災害防止パトロール 6月の「土砂災害防止月間」の一環として、県飯田建設事務所(西元宏任所長)は10日、土砂災害危険箇所や避難路の状況を点検するためパトロールを実施した。

 2014年8月の広島市北部豪雨災害では73人の犠牲者を出したほか、南木曽町で同年7月に発生した豪雨災害では1人が亡くなった。これらの災害を受け、土砂災害防止法の改正が15年1月に施行されたことから、ことしの土砂災害防止月間は「みんなで防ごう土砂災害」を運動のテーマに掲げる。

 さまざまな土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域などの周知徹底をはじめ▽住民自身が的確な避難行動をとるためハザードマップや避難場所・避難経路の周知徹底▽ハザードマップの活用や土砂災害の発生時刻、発生形態に応じて住民自身が適時・的確な避難行動をとるため、多くの住民が参加した実践的な防災訓練や防災教育の実施―などを重点事項としている。

 この日のパトロールには、飯田建設事務所、下伊那南部建設事務所、砂防ボランティア、市町村担当職員の計24人が参加。区域ごと4班編成で飯田市の砂防えん堤1と急傾斜地2、高森町の急傾斜地1、喬木村の急傾斜地2、下條村の地すべり1、阿南町の急傾斜地2、天龍村の地すべり2と急傾斜地1の計12区域の施設や避難路を点検した。

 飯田市滝の沢では、源長川の支流の砂防えん堤と近くの急傾斜地の特別警戒区域(レッドゾーン)に孤立した家屋の状況を点検。砂防えん堤を確認した砂防ボランティアの男性(63)は「大きなレキがなく、荒れている感じはしない。まだ良好な状況。地域の人に協力してもらい、河川内の樹木の伐採など多少手を入れてもらえば良くなる」と助言した。

 近くに住む住民は「雨が降った時に水が出たことはない。むしろ砂防えん堤の方が三六災害の時に水が出ているので心配」と話していた。

 飯田建設事務所では「今回の調査結果を市町村に伝え、住民に状況を認識してもらうことが日頃からの備えにあたって重要」としている。

  

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