県が土砂災害危険箇所をパトロール

その他

[ 2015年 6月 6日 土曜日 8時25分 ]

 6月の「土砂災害防止月間」の一環として、県飯田建設事務所は5日、土砂災害危険箇所や避難路の状況を把握するためパトロールを実施した。2日には下伊那南部建設事務所が飯田市上村の2カ所と天龍村1カ所の計3カ所の急傾斜地をパトロールしている。

 昨年8月に広島市で起きた土砂災害では73人の犠牲を出したほか、南木曽町で同年7月に発生した土石流災害で1人が亡くなった。国土交通省では、広島県の土砂災害などを踏まえ、土砂災害警戒区域などにおける土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正。

 都道府県に対する基礎調査の結果の公表の義務付け、都道府県知事に対する土砂災害警戒情報の市町村長への通知と一般への周知の義務付け、土砂災害警戒区域の指定があった場合の市町村地域防災計画への記載事項の追加などの措置を講じた。

 これらの経過を踏まえ、ことしの土砂災害防止月間では▽様々な手法を活用した土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域などの周知徹底▽住民自身が的確な避難行動をとるためハザードマップや避難場所・避難経路の周知徹底▽土砂災害警戒情報が発表された場合の県から市町村への情報伝達体制と住民への周知方法の確認―などを重点に実施する。

 この日は、飯田建設事務所が飯田市、松川町、高森町の急傾斜地、下条村と豊丘村の砂防箇所、泰阜村の地すべり危険箇所の計7カ所で実施。関係市町村の担当職員や県砂防ボランティアも合わせ19人が3班に分かれてパトロールした。

 飯田市羽場の急傾斜地では、下に民家があるため設置されている落石防護柵の現状を確認し、地元から出ている要望についても説明した。

 急傾斜地の所有者の1人で同市松川町の男性(64)は「竹の根本に落石が乗っかっており、常時転がり落ちてくる。下に民家はないが、鉄道や道路があり、自己防衛のため竹を横に並べているが、乗り越えた石が電車や車に当たらないか心配。県に落石防護柵を延長してほしいと要望しているが、下に民家がないとつくってくれない」と話していた。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)