記録的な大雪 生活や経済に影響

その他

[ 2014年 2月 18日 火曜日 13時25分 ]

 飯田で15日午前9時に過去最多の81センチの積雪深を記録した大雪は同日正午には峠を越えたが、その影響と被害が住民生活や経済活動などに広がっている。日曜と重なった16日は外出を控え、雪かきに精を出す光景が各地で繰り広げられる中、除雪作業や屋根の雪下ろしをしていた高齢者が重軽傷を負う事故が4件発生した。また、根羽村で16日午後1時半、大雪のため孤立した池の平地区の3世帯9人が県警消防防災ヘリで救助、村の施設に収容された。通勤通学が始まった17日は交通量が増え、交通渋滞やスリップ事故も多発した。17日正午現在の情報をまとめた。

 14日午前10時50分に管内全域に出された大雪警報は、15日午後0時35分に解除され、大雪注意報に切り替えられた。飯田で同日午前9時に81センチに達した積雪深は、17日午前8時には43センチまで下がった。

 県下伊那地方事務所の17日午前7時現在の発表によると、15日の大雪で高齢者の人的被害が4件発生した。豊丘村で同日午前9時50分頃、70歳の男性が除雪作業中、小型重機に右足をはさまれ軽傷を負った。飯田市では同日午後0時頃、76歳の男性が除雪作業中、脚立から転落し軽傷。同2時過ぎ、91歳の女性が除雪作業中、道具に頭を打ち軽傷。同3時頃、70歳代の女性が屋根の雪下ろし中に落下し重傷を負った。

 売木村では住宅被害も発生。一部損壊1棟1世帯3人、雪解け水による床下浸水6棟6世帯19人に影響が出た。非住家では、天龍村で倉庫2棟と車庫4棟が半壊。飯田市では伝馬町の八十二銀行西側アーケードの支柱が変形、中央通り3丁目のアーケードのパイプが湾曲、知久町3丁目のアーケードが変形し、それぞれ歩道通行止めとなっている。

 停電も15日午前6時45分から8時40分にかけて下伊那南西部を中心に広範囲で発生し、17日正午現在も一部で依然として続いている。阿南町では17日、簡易水道の断水が3軒で発生した。

 中央道は上下線とも高井戸IC~諏訪IC間が通行止め、諏訪IC~園原IC間はチェーン規制されている。長野道は上下線とも更埴JCT~安曇野JCT間が通行止めとなっている。

 15日に雪崩通行止めとなった園原インター線は、同日午後4時半に大型車以外は通行できるようになった。園原インター~256号交点は、16日午後2時半に通行止めが解除された。

 飯田線は、水窪~天龍峡駅間で運休。天龍峡から伊那松島駅間は本数を減らして運行しているが、伊那松島~辰野駅間は運休している。

 路線バスは、降雪による遅れが出ている。高速バスは新宿線、長野線、立川線、甲府線がいずれも終日運休。名古屋線、大阪線、横浜線はいずれも終日、一部運休している。

 学校関係では、大雪警報が出た14日、管内の全高校が午後休校、小学校14校と中学校7校が下校を繰り上げた。17日は、小学校3校、中学校1校、養護学校1校が休校し、小学校3校と中学校3校が始業を繰り下げたと報告があった。

 大鹿村、高森町がいずれも15日午前8時半に設置した災害対策本部はそれぞれ同日午前11時半、午後4時に廃止。飯田市は16日午前9時15分、災害警戒本部を設置した。

  

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