気象庁は8日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年と同じで、昨年より3日遅い。長野地方気象台によると、県内は向こう1週間、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多い見込みという。
関東甲信の梅雨入りの平年日は8日。ここ数年は昨年が6月5日、一昨年が5月29日、2012年が6月9日、11年が5月27日、10年が6月14日とばらついている。
飯田では8日の午後6時過ぎから降雨があり、同日は5・5ミリの降水を観測した。
9日も朝から雨が降り、朝の通勤・通学時間帯には、雨傘をさして学校や保育園、勤務先に向かう人たちの姿が見られた。
飯田市中央通りでは、商店ごとに植えられたアジサイが見ごろとなっていて、梅雨期の到来を印象付けている。
梅雨期中は、気圧の谷や梅雨前線の影響で1カ月余にわたって曇りや雨となる。
長野地方気象台によると、向こう1週間は晴れの日もあるものの、これまでよりも曇りや雨の日が多くなる見込みとしている。
梅雨明けの平年日は7月21日ごろ。昨年は7月22日に明け、梅雨の長さは平年より4日長い47日間だった。