気象庁は19日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年や昨年に比べてともに2日早かった。梅雨の期間は6月8日頃―7月19日頃の41日間で、飯田の降水量は平年の119%に当たる394・0ミリだった。
飯田地域は同日午前に降雨が見られたものの、昼から青空が広がった。この日の最高気温は午前9時27分に観測した28・4度で真夏日にはならなかったものの湿度が高く、蒸し暑い1日となった。
飯田市羽場の羽場公園では、多数の親子連れが園内の水場に涼を求めていた。
水の中に手を漬けたり、小川に足を浸して気持ちよさそうな表情を浮かべる子どもたちの姿も見られた。
20日は朝から青空が広がっていて、飯田では32度まで気温が上昇する見込みという。
関東甲信のことしの梅雨入りは6月8日頃で、平年より3日遅かった。
梅雨期間は41日間で平年より2日、昨年より5日短かった。
長野地方気象台によると、梅雨期の前半は高気圧に覆われて晴れた日が多かったものの、後半は前線の影響で雨や曇りの日が多かった。
期間中の飯田の平均気温は21・4度で、平年値を0・4度下回った。日照時間は163・6時間で平年の84%だった。
県内では飯田下伊那地域や長野、上田、佐久で降水量が平年を上回り、他の地域は平年を下回った。
気象庁の週間予報によると、この先2週間は本州付近で太平洋高気圧の勢力が強まり、平年以上に晴れの日が多くなる見込み。