気象庁は28日、長野県を含む関東甲信地方が「本日梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年より7日、昨年より18日遅く、1951(昭和26)年の統計開始以来、8位タイの遅い梅雨明けとなった。
梅雨明けが遅くなった要因について、気象庁は「7月下旬はオホーツク海高気圧からの湿った東風や気圧の谷の影響で、関東甲信は曇りや雨の日が多くなったため」と説明している。
過去に最も遅かったのは、1982(昭和57)年の8月4日。1993年は梅雨明けが特定できなかった。
ことしの梅雨前線は西日本で活発だったが東日本では弱く、降水量は一部を除いて平年を下回った。
向こう1週間は上空の寒気の影響でにわか雨や雷雨となる所もあるものの、期間の前半を中心に高気圧に覆われ、晴れて気温の上がる日が多い見込み。
28日午前の飯田市内は曇ったが、三日市場のアクアパークIIDAには夏休みを迎えた小中学生と保護者など84人が来場。流水プールで楽しそうに泳いでいた。