安全なゲレンデでスキーを楽しんでもらおうと、飯伊地区観光客安全対策推進会議(会長=下伊那地方事務所長)は15日、阿智と平谷の両村にある4スキー場の安全対策パトロールを行い、各施設の監視・救助体制、非常時の連絡体制などをチェックした。
下伊那地方事務所と飯田労働基準監督署、飯田国道事務所、飯田警察署、飯田広域消防本部、飯田建設事務所、両村役場の担当者が平谷高原、治部坂高原、あららぎ高原、ヘブンスそのはらの順に巡回。施設側の説明を聞いてから現場を視察し、安全対策の向上について意見交換した。
このうち治部坂高原スキー場では谷川知久支配人が、スタッフに配布した安全対策要項を示し、「最も事故が起きやすいリフト周辺では毎日の終業時にスタッフミーティングを行っている」などと取り組みを説明した。
現場ではスタッフに対する聞き取りもしながら、危険箇所や標識板の設置、雪上車やリフトの安全運行などについて入念に確認していた。