真冬並みの寒気が流れ込み、前線を伴った低気圧が東に進んだ24日、飯田下伊那地域は未明から初雪が降った。積雪は午前10時までに14センチに達し、11月としては統計開始以来1位となった。初雪としては昨年より3日、平年より8日早かった。
飯田で統計が始まった1898(明治31)年以来、これまでの11月最深記録は1931(昭和6)年11月28日の13センチ。次いで62(同37)年11月27日の8センチ、24(大正13)年11月10日の7センチとなっている。
飯田の最も早い初雪は1950(昭和25)年の10月31日で、平年は12月2日、昨年は11月27日だった。
24日の飯田は午前6時台から7時台にかけて氷点下0・3度となり、同7時前には氷点下0・4度を観測した。
市内のガソリンスタンドや自動車販売店では23日からタイヤ交換に追われた。
中部電力飯田営業所によると、24日正午前から飯田市伊豆木、上川路、川路、桐林、久米、嶋、竹佐、中村の一部で最大約420世帯が停電が発生し、午後2時過ぎまでに全戸が復旧した。同社が原因を調べている。