日本列島は18日も猛烈な暑さとなり、飯田下伊那地域では飯田で2日間、南信濃で3日間連続の猛暑日となった。引き続き勢力の強い太平洋高気圧に列島が覆われ、厳しい残暑が続くものと見られている。
同日午後2時現在の気温は飯田で35・6度、南信濃で37・0度まで上昇している。
17日には飯田で35・6度、南信濃で36・5度を観測。両観測点とも最高気温が35度を超える猛暑日が続いている。
飯田市松尾代田の宮下製氷冷蔵(宮下茂樹社長)では、この日もフル稼働で製氷作業を進めた。
太陽が照りつける下界から隔絶された施設内で、機械が氷の塊を破砕。ロックアイスとしてパック詰めにし、涼を求める消費者に届けた。
宮下社長によると、猛暑の影響で需要が増え、今夏は休日も休まず操業しているという。
飯伊でも16、17日の両日で計10人が熱中症の症状を訴えて救急搬送されている。
厳しい残暑はしばらく続く見込みで、長野地方気象台は、十分な水分補給などによる熱中症対策を呼び掛けている。