飯田地域は22日、晴れたり、雨が降ったりの天気となり、飯田市の中心地では巨大な虹ができて市民の視線を集めた。長野地方気象台は、ことし1年の天候まとめ(暫定版)を発表した。飯田の平均気温は13・9度で、平年に比べて1・5度高く、降水量は平年より621・8ミリ多い2228・5ミリだった。気温は歴代1位、降水量は2位を更新する見込みとなっている。
飯田のほか、長野、松本、諏訪、軽井沢の主要観測点5地点で、年平均気温が統計開始以降第1位となる見込みになった。
冬に冬型の気圧配置が長続きしなかったことや、梅雨明け以降、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑くなった日が多く、9―11月も高気圧に覆われた日が多かった。月間平均気温は4、5月をのぞいて例年を上回った。
飯田では6―8月の間に真夏日が51日間あり、平年より5・8日多かった。猛暑日も8日あった。暫定値だが、飯田の平均気温は1897年の統計開始以降1位となっている。
飯田の降水量も1897年の統計開始以降、2位の記録を更新している。日照時間は1910・5時間で平年並だった。