飯田市全地区で防災訓練 災害への地域対応力強化

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[ 2015年 9月 1日 火曜日 12時04分 ]

 飯田市内全地区で30日、地震総合防災訓練が行われた。駿河湾内陸部(東海・東南海・南海地震の3連動型)を震源にマグニチュード9・1の地震が発生し、飯田市内で震度6強を観測したとの想定で、シェイクアウト訓練や避難所の開設・運営訓練、避難行動要支援者への支援・誘導訓練などを実施。約3万8000人の市民が参加し、地震から身を守るための安全行動を習得するとともに、行政や地域住民相互協力のもと被害を軽減する「災害に強いまち」の実現に向け、地域の対応力向上を図った。

 2015年度3月末までに市内全地区で「地区防災計画」の策定が完了したことを受け、本年度は従来のモデル地区による展示型訓練を廃止し、それぞれの地区で地震総合防災訓練を行った。

 このうち座光寺地区では、緊急地震速報をきっかけとしたシェイクアウト訓練をはじめ、避難所の開設・運営、避難、安否確認などに加え、避難所となった座光寺小学校体育館で、飯伊地区包括医療協議会による医療救護訓練、心肺蘇生訓練も行われた。

 医療救護訓練には医師、歯科医師、薬剤師をはじめ、消防や日赤奉仕団員らが参加。災害により負傷した人の治療優先度を判別するトリアージをはじめ、応急処置、病院搬送、救護所での内科・歯科の一般診療と、一連の流れを実演した。傷病者役として参加した女性(43)は、「実際に担架で運ばれたり、救急車に乗ったりと貴重な体験ができた。災害時にけがをした場合どうなるのかを、知っておくことができ良かった」と話した。

 このほか、心肺蘇生訓練では飯田広域消防本部高森消防署が胸骨圧迫や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを指導。人形を使い心肺蘇生法に挑戦した住民らに、「胸骨圧迫はリズムが大切。一人で続けるのは大変なので、周りの人の協力をあおいで」、「AEDは音声案内に従えば大丈夫。とにかく冷静に」などとアドバイスを送った。

 同地区の訓練の災害対策本部長は「一次避難や安否確認、災害対策本部の立ち上げなど、防災計画に基づきスムーズな動きがとれた。実際に災害が発生した際も同じように行動してもらいたい。トリアージ訓練もどのように行われるのか勉強になった」と総括。また、「災害はいつ起きるか分からない。今日の経験を家庭にも持ち帰り生かしてほしい」と呼び掛けた。

  

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