30日午後4時23分ごろ、飯田市伝馬町1で「ガス臭い」と近くの住民から119番通報があった。飯田署やガス会社の調べによると、店舗兼住宅に通じる供給管からガスが漏れていた。鉄製の供給管の腐食が原因とみられる。約1時間半後に仮復旧し、気分が悪いなどの症状を訴える人はいなかった。
現場はアーケード下の歩道部分で、地下を掘って調べたところ、本管から住宅にガスを引き込む供給管に腐食がみられた。ガス会社によると供給管は埋設後数十年が経過しているという。
第一通報者の近くの男性によると、小学校から帰宅途中の孫が異臭に気付いて男性に告げ、男性があらためて確認に行くとガス臭かったという。男性は「びっくりした。なんともないといいが」と心配そうに現場を眺めていた。
現場に面す市道は通行止めとなり、橋南、橋北地区一帯では同署のパトカーや飯田広域消防本部の消防車が火気の使用を控えるようスピーカーでアナウンスするなど一時騒然となった。