飯田広域消防が火災・救急・救助統計発表

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[ 2012年 1月 25日 水曜日 9時15分 ]

 飯田広域消防本部(澤柳陽一消防長)は24日記者会見を開き、同本部管内における2011年の火災・救急・救助統計を発表した。11年に発生した火災は110件で、前年比37件増。このうち1月から4月までに79件(前年比46件増)が集中して発生した。一方5月以降は31件(同9件減)と、過去10年で最少の発生件数となった。また、救急出動件数は6607件で前年比258件増。過去最多だった昨年の出動件数をさらに上回った。

 火災を種別でみると、建物火災43件(同7件増)、林野火災19件(同17件増)、車両火災3件(同5件減)、その他火災45件(同18件増)と、林野、その他火災が大幅に増加。たき火や火入れなど、屋外での火の取り扱い不備による火災が51件(同27件増)と多発した。火災による死者は3人で2人増、負傷者は14人で2人増加した。

 市町村別の出火件数は、飯田市が55件(同11件増)と最も多く、次いで松川町と阿智村が10件(同5件増、4件増)、下條村8件(同8件増)、高森町7件(同増減なし)などとなっており、無火災は平谷、根羽、天龍の3村だった。

 救急出動件数の内訳は、急病が4120件(同191件増)と全体の約6割を占め、次いで一般負傷1108件(同146件増)、交通事故551件(同比11件減)など。一日の平均出動件数は約18・1件だった。出動後搬送された傷病者は6407人(同283人増)で、このうち、入院加療を必要としない軽症の割合は44・2%(前年42・4%)。搬送者数の増加とともに、軽症者の割合も増加傾向にある。今後、地域の高齢化とともに出動件数の増加が予想されるなか、救急車など限られた資機材を有効に活用し、一人でも多くの命を救うためにも、適切な救急車の利用が求められる。

 救助活動状況は、出動件数118件(同44件減)、活動件数76件(同33件減)、救助人員82人(同29人減)と、いずれも減少。出動の内訳はその他事故(転落、救急現場への増員など)が51件(同26件減)、交通事故49件(同13件減)、水難事故10件(同2件増)などとなっている。ヘリコプターによる救助活動は3件で、山間地の救助現場から直接救出し病院へ搬送したものだった。

 会見の冒頭あいさつに立った澤柳消防長は、「リニア中央新幹線の開通を見据えた防災対策についても検討に入る時期に差し掛かってきた。地域に大きな災害が起きないよう、火災を1件でも少なくできるよう、消防本部全体を挙げて、安心安全な地域づくりに取り組んでいく」と話した。

  

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