飯田広域消防本部が上半期火災・救急・救助統計を発表

その他

[ 2010年 7月 24日 土曜日 8時53分 ]

 飯田広域消防本部(澤柳陽一消防長)は23日、同本部で会見を開き、2010年上半期(1月1日―6月30日)の火災・救急・救助統計を発表した。火災発生件数は40件で、前年同期と比べ26件減。06年7月以降毎月発生していた建物火災も6月に発生がないなど、19件(前年同期比16件減)と、大幅に減少した。

 同本部管内(1市3町10村)の火災発生件数は40件。種別で見ると建物火災が19件で全体の47%を占めた。建物火災による焼損棟数は33棟で(同比21棟減)全焼12棟(同比10棟減)、半焼4棟(同比4棟減)部分焼10棟(同比2棟減)などとなっている。同本部では火災発生件数の大幅な減少について、「4、5月の乾燥注意報発令件数が前年に比べ大きく減少(21件減)するなど、気象的要因が大きい」とした。

 出火原因は「たばこ」が最も多く7件。次いで「たき火」5件、「放火(疑い含む)」5件と続く。1993年以降出火原因の1位だった「たき火」を「たばこ」が上回ったのが特徴で、「たばこ」は吸殻の不始末が多く見られた。

 建物火災における住宅用火災警報器設置状況は、焼損した住宅13棟のうち4棟が設置。火災となった部屋に設置された警報器が作動したのは3件で、うち2件は警報器の作動により火災に気付いた。同本部では、今後も消防団との連携を図りながら、警報器の有効性、必要性をPRし、普及率の向上に努めるという。

 救急出動件数は3066件で前年同期より260件増加。搬送人員は2945人で、281人増と、ともに増加傾向にある。1日の平均出動件数は16・9件(前年同期15・5件)だった。

 事故種別では急病が1945件と最も多く全体の約6割を占め、次いで一般負傷442件、交通事故239件となっている。搬送人員の状況を見ると、入院加療を必要としない軽傷以下の割合は40%。年齢別では65歳以上の高齢者が65・2%(全国平均48・3%)で最も多かった。

 また、同本部では住民を対象とした救命講習会を56回開催。延べ628人が受講するなど、応急手当の普及啓発活動に努めている。上半期、バイスタンダーによる心肺蘇生は128件で実施率は64・1%(前年同期130件・63・1%)だった。

 救助活動の状況は出動件数73件、活動件数52件、救助人員56人で、前年同期に比べ、それぞれ4件、11件、11人といずれも減少している。事故種別では、その他の事故が35件で全体の48%を占める。次いで交通事故27件、以下水難事故、ガス及び酸欠事故、火災と続く。その他の事故のうち、搬送困難による救急現場への増員が17件、転落事故10件などとなっている。

 このほか、会見冒頭澤柳消防長は、子どもたちに分かりやすく防火・防災意識を高めるため、オリジナル絵本を作成し保育園児を対象に上演するなどの啓発活動も報告した。

  

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