飯田広域消防本部が宿泊施設の立ち入り検査

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[ 2012年 5月 17日 木曜日 9時13分 ]

 広島県福山市のホテルで7人が死亡した火災を受け、飯田広域消防本部は15日から、管内のホテルや宿泊施設を対象に類似火災を防止するための緊急立ち入り検査を開始した。17日までの3日間で計108カ所の防火体制を調査、指導する。

 今回の対象は収容人員が300人以下、屋内の階段が2つ以上ある宿泊施設で計108カ所が該当。飯田、高森、伊賀良、阿南の各署員が管轄施設に立ち入り調査する。

 検査は消防用設備や防炎物品の法令違反の有無、夜間における避難誘導体制の状況、階段や通路など避難経路の管理状況を重点的に調べる方針で、軽微な不具合についてはその場で指導するほか、重大な不備が見つかった場合は改善計画書などを提出させる。

 初日に立ち入り検査した飯田市育良町の「エルボン飯田」は鉄骨造地上6階地下1階で、83部屋94人収容のビジネスホテル。奥村孝夫支配人(60)の立会いのもと消防署員が調査に当たった。前回定期検査以降の増改築の有無を確認したほか、避難経路や各部屋に設置した経路案内図の場所、避難はしごや消化設備などが適正かどうか調べた。

 その結果「きれいなところがほとんどだった」とし、さらなる徹底や社員教育を呼び掛けた。同ホテルでは毎年防災訓練を開き、消化設備点検も継続して行っているといい、奥村支配人は「厳しい経済情勢の中、設備投資では難しい面もあるが、宿泊客の安全と財産を守ることが第一」と気を引き締めた。

 同消防本部予防課は避難に支障を来たす障害物を経路内に置かないよう指導していくほか、夜間体制での火災に備えた訓練の実施を呼び掛けている。

  

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