高置水槽の蓋を閉め忘れ、市が臨時会見で陳謝

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[ 2009年 12月 26日 土曜日 12時49分 ]

 飯田市松尾常盤台の北の原市営住宅の1棟で24日、4階建ての屋上に設置している「高置水槽」(5立方メートル)の蓋にカギがかかっていないのが発見された。蓋(直径60センチの丸型)も少し開いていた。同日、水道法で年1回義務づけられている簡易専用水道検査を行った松本市内の業者が午後2時ごろ発見し、市建設部に通報があった。

 市では、水道水にかかわる問題であるだけに、現地を調査するとともに、高置水槽の水道検査を実施した。その結果、4階から屋上の高置水槽に通じる階段室のカギは施錠され、人が入れない状態だった。また、蓋のカギがかけられておらず蓋も少し開いていた高置水槽の残留塩素は浄水場とほぼ同じ0・3ミリグラム(1リットルあたり)で問題ないことがわかった。

 この棟には31戸82人が入居しているが、異臭などの苦情はなく健康被害が発生したという報告もない。市では、高置水槽に雨水が混入した可能性があるため、念のため水の入れ替えと清掃を実施することにした。このため、同日午後7時15分から1時間ほど断水するにあたり、戸別に説明しながら、飲料水として非常用ポリ袋(10リットル入り)を配った。

 高置水槽の蓋にカギがかかっていなかった原因について、市では「(簡易専用水道検査とともに)水道法で年1回義務づけられている高置水槽の清掃を実施した業者が閉め忘れた可能性が高い」とみている。この棟の高置水槽の清掃は10月28日、一般競争入札で委託した飯田市内の業者が行ったという。

 市は同日午後7時半から臨時記者会見を開き、渡邉嘉蔵副市長が「基本的なインフラである水道の安心安全は市民生活の根幹にかかわる。市のチェックが十分でなかったことをお詫びする」と陳謝した。また、菅沼良收建設部長は「初めての事案。対策として何らかの方法を検討したい」と述べた。市が管理している北の原10棟のほか、三尋石3棟、平林(切石)1棟、夜川瀬(南信濃)1棟の各市営住宅についても同様な閉め忘れがないか確認している。

  

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