“魔法を探しに”世界へ旅立った二人 GLIM SPANKYの大人っぽい新作

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[ 2018年 11月 22日 木曜日 15時04分 ]

米国ロサンゼルスの夜のバーでくつろぐグリムスパンキーの松尾(左)と亀本。リード曲「TV Show」などのレコーディングのために渡米した=9月9日(現地時間)

 松尾レミ(26、豊丘村出身)と亀本寛貴(28、飯田市座光寺出身)によるロックユニット、GLIM SPANKY(グリムスパンキー)の4枚目のフルアルバムが21日、発売された。アルバム名は「LOOKING FOR THE MAGIC(ルッキング・フォー・ザ・マジック)」。ロックという音楽のマジック(魔法)で、いかに自分たちらしい活動を追求し続けるか―。風格さえ漂い始めた二人が、一段と高い表現志向を新作に込めた。(仲井勇司)

 ロサンゼルス録音

 5月12日の日本武道館単独公演で見せたステージパフォーマンスがまだ記憶に新しい。ハスキーな歌声にブルース感の漂うバンド演奏。幅広い年齢層の客たち。松尾レミがこだわる1960~70年代風のレトロなアートワーク。「サイケデリック」をテーマに掲げる通り、照明の配色などを複雑に絡み合わせたステージ演出はとてもカラフルで、ある種の“トリップ感覚”を味わうライブでもあった。

 約8千人のファンの前で演奏したあの日から半年が過ぎたが、その間もフジロックフェスティバルの主会場である「グリーンステージ」に出演するなど大小さまざまなフェスやライブイベントを経験し、力を蓄えた。そうして出来上がった本作は洋楽的ロックアルバムでありつつ、十分にポピュラーな仕上がりになったのではないか。

 中でもアルバムのリード曲となる3曲目の「TV Show(ティーヴィー ショー)」と11曲目のタイトル曲「Looking For The Magic(ルッキング フォー ザ マジック)」は二人が米国ロサンゼルス(LA)に渡り、現地ミュージシャンとともに作り上げた初の海外録音ナンバーとなった。松尾は音楽情報サイトの取材などで「以前からLA郊外の砂漠にあるサルベーションマウンテンでアルバムのアートワークを作りたいと思っていた」「大好きなLAのロックミュージシャンやエンジニアとともに曲を録音したかった」と語っているが、実際に米国人ベース奏者のジャック・ローレンス(元ホワイトストライプスのジャック・ホワイトとのバンド活動などで知られる)らの演奏参加が曲に勢いをつけた。LAでのレコーディングやアートワーク用の撮影が実現したことは本作の大きな特徴だ。

 サルベーションマウンテンとは、米国人芸術家レナード・ナイトが80年代にカリフォルニア州南部の砂漠で作り上げたポップアート空間。本作のCDジャケットの写真でグリムの二人が立っている場所こそが、まさにその地だ。

 “どメジャー”を挑発

 武道館を経験し、日本のライブバンドとしてトップランナー入りを果たしたともいえるグリムスパンキー。松尾と亀本が次なるステップとして視線を海外に向けたのは……

(続きは11月21日付の南信州新聞をお読み下さい)

  

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