天龍村鶯巣のうぐす梅園で竜峡小梅の開花が始まり、村は12日、待望の開花宣言を発表した。昨年より5日遅い。15日に村内で開く第46回天龍梅花駅伝でランナーたちを迎える。
開花したのは、天竜川左岸に広がる梅園の竜峡小梅。川に近く、日当たりが良好なため、毎年、県内ではいち早く開花している。
ことしは8日ごろから開花が始まっていたが、以降の寒波で基準としている「1本の木に5―6輪が開花した状態」にならず、開花宣言が見送られていた。
昨年は2月7日、一昨年は2月15日、12年は1月10日に開花するなど、過去9年間の開花日は1月8日―2月15日とばらつきがあるが、ことしは比較的遅め。見ごろまでには1カ月ほどかかるという。
竜峡小梅は小粒の梅干用に普及した品種。毎年5月下旬から小梅の収穫期となる。