飯田市内でもロケがあった映画「orange―オレンジ」と「母と暮せば」が、12日から全国公開される。飯田では「orange」は銀座5のトキワ劇場、「母と暮せば」は中央通り1のセンゲキシネマズで上映する。
両作品とも飯田ロケでは地元在住者がエキストラに起用されたほか、裏方として撮影を支えた。
このうち、学校の場面に座光寺の旧飯田工業高校を使った「orange」のロケでは、重要な場面が撮影されたプールをエキストラ、観光協会と市の職員ら十数人が3日がかりで掃除した。
プールは学校が統合されて以来使われておらず、藻で覆い尽くされた状態だった。地元関係者はまとめ買いしたクエン酸をプール内にまいてから、デッキブラシで藻を落としたという。
すっかりきれいになったプールには水がためられ、土屋太鳳さんと山崎賢人さんが文化祭の夜に花火を見る場面が無事撮影された。
「orange」は松本市、「母と~」は長崎県が舞台となっている。