心のゲートキーパーに 3月の「自殺対策強化月間」を推進

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[ 2016年 3月 4日 金曜日 15時39分 ]

 県飯田保健福祉事務所は1日、3月の「自殺対策強化月間」の一環として、自殺予防に関する街頭啓発キャンペーンを喬木村のAコープたかぎ店と高森町のアピタ高森店で行った。3月は自殺者が多いため、国は2010年から「自殺対策強化月間」と定め、重点的に広報・啓発キャンペーンなどを推進している。

 同事務所では、失業や倒産、多重債務、家庭問題などについて弁護士が相談に応じ、あわせて保健師が健康相談を行う無料の「くらしと健康の相談会」を毎週木曜日(3・10・17・24・31日)の午前10時から正午まで県飯田合同庁舎の同事務所で行う。要予約。各相談日の2日前の火曜日午後5時までに同事務所健康づくり支援課へ電話(0265・53・0444)で申し込む。

 また、自殺予防関連パネル展示を3月中、同事務所入口、同合庁正面玄関ホールで実施。自殺の現状やうつ予防、自殺予防ゲートキーパーなどの情報をパネルで展示・提供している。

 同事務所によると、2015年の自殺者数(暫定値)は、全国が2万2626人(前年比2592人減)、長野県が384人(同79人減)、飯伊が32人(同5人増)。全国的には自殺者数・自殺率ともに減少傾向にある。長野県は2014年に増加に転じたが、15年は減少している。

 飯伊の自殺者数は年により変動があるが、概ね年間40人前後で推移している。15年の年代別自殺者数をみると、男性は40代と60代で最も多く、女性は70歳以上の高齢者で多くなっている。

 地域における自殺予防について、同事務所では「自殺を考えている人は、悩みを抱えながらも救いを求めている。職場、家庭、地域で孤立させない支援や取り組みが大切」と指摘。「住民一人一人が、心のゲートキーパーとなり、心のサイン(変化)に早期に気づいて声を掛け、相談につなげたり、見守りをお願いしたい」としている。

  

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