豊橋市のヤマサちくわ(佐藤元英社長)は、飯田下伊那在住者を対象に10月8日に行う限定60人の特別優待企画「エールのまち!豊橋・老舗グルメ探訪」の参加者を募集している。受け付けは14日から。
「塩の道」の時代から商圏としてきた飯伊との縁を大切にしようと、東三河や遠州に年1回招く「おもてなし旅行」の本年度版で、豊橋が舞台の一つになっているNHK朝の連続テレビ小説「エール」の再開に合わせて企画した。
午前7時半に飯田を出発し、老舗らしい佇まいのヤマサちくわ本店(創業193年)、徒歩圏内にある創業200年以上の「菜めし田楽 きく宗」、創業97年の菓子店「大正軒」を訪問。ドラマのロケに使われた豊橋公園・吉田城も訪れるほか、路面電車(市電)にも乗る。
ヤマサ本店近く に残る旧東海道の風情も味わえる時間も設け、最後にインター近くのヤマサ「ちくわの里」でちくわ焼き体験や特別販売品の買い物、試食をする。飯田着は午後7時40分頃。
ヤマサちくわ本店ではドラマに登場する本格嗜好のちくわ、大正軒ではヒロイン「音さん」のモデルになった古関金子さん(豊橋出身)の好物だったみたらしだんご、きく宗では菜めしと田楽、公園内「三の丸会館」では抹茶と季節の菓子を味わう。
信南交通の貸し切りバス2台を使い、老舗訪問を2組に分けることでソーシャルディスタンスを確保するほか、衛生管理にも細心の注意を払う。参加者全員に盛りだくさんの特典を用意し、新発売のおでんも提供する。
政府の「GoToトラベル」事業の支援対象で、支払い実額は1人7800円(税込み)。締め切りは18日としているが、定員に達した時点で募集を終了する。
参加申し込み・問い合わせは旅行企画・実施者の豊鉄観光サービス(電話0532-87-4811)へ。受け付けは平日の午前9時から午後6時まで。