「予算と人員の確保を」

政治・行政

[ 2020年 7月 21日 火曜日 15時55分 ]

 自民党災害対策本部の現地視察団は20日、令和2年7月豪雨により県内で発生した被害の把握のため飯田市内を訪れた。県や飯田下伊那14市町村の首長らから被害状況を聞き取るとともに、支援などについて意見交換した。

 意見交換は、同市追手町の南信消費生活センターで実施。同本部からは本部長代理の鈴木俊一衆院議員と事務局長代理の佐藤信秋参院議員が出席した他、地元選出の宮下一郎衆院議員と宮島喜文参院議員も参加した。

 県と南信州地域振興局は17日時点での被害状況を報告。同振興局は管内の道路や河川、農地・農業用施設など673カ所が豪雨による被害を受け、被害総額は124億1700万円に上るとした。

 県建設部の田下昌志部長は「飯伊を中心に大きな被害が出ており、新型コロナウイルスの影響で経済的にも逼迫(ひっぱく)している」と訴え、復旧のため「予算や人員の確保を国にお願いしたい」と要望した。

 大規模土砂崩落により村内の国道418号が通行止めになっている天龍村の永嶺誠一村長は、同道について「スクールバスや村営バスも運行していた生活路線」とし、住民の生活に大きな影響が出ていることを訴えた。

 大鹿村の柳島貞康村長は、赤石岳公園線の路肩崩落による通行止めでこの日の午後まで5世帯7人が孤立状態にあったことや、リニア中央新幹線工事のための車両が通れなくなっていることを報告。「村の予算規模を超える被害が出ている」とし、復旧へ支援を求めた。

 報告を聞いた鈴木議員は「まずは足元の災害復旧に全力で取り組みたい」と応え、「その後は災害に強い国土づくりを進めていかないといけない」と防災・減災対策の必要性を強調した。

 自民党は各県での視察を踏まえて党の提言を取りまとめ、政府に申し入れを行うとしている。

◎写真説明:飯田市を訪れた自民党の鈴木議員(右)と佐藤議員

  

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