飯田市危機管理室は、県の「信州の観光はお休み中」キャンペーンに合わせ、観光の自粛を呼び掛ける看板を設置した。インターチェンジなどに設け、大型連休中に飯田下伊那地域を訪れる人にPRする。
県は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大型連休中に観光で県内を訪問する人を減らすキャンペーンを展開している。
看板設置は同市危機管理室が企画。人の背丈ほどの大きさで、同市松尾町のオギソ看板がデザインした。
看板には「只今信州の観光はお休み中です」と記し、「感染症が落ち着いたらお越し下さい。最高のおもてなしをさせていただきます」と呼び掛けている。
県のマスコットキャラクター「アルクマ」が頭を下げ、飯田丘のまちフェスティバルマスコットキャラクター「ナミキちゃん」が「(新型コロナウイルスを)もちこまない、うつさない、広めない」とPRしている。
看板は24日から28日にかけ、飯田、飯田山本、天龍峡の各インターチェンジの他、飯田駅や同市上村の矢筈トンネル、そらさんぽ天龍峡やかぐらの湯など主要観光施設に設置した。
同市危機管理室防災係の城田真一さん(43)は「飯田の良い所を見てもらえないのは残念だが、感染症の拡大を防ぐため、不要不急の外出を控えていただきたい」と話していた。
◎写真説明:看板を設置する市職員ら(飯田山本インターチェンジで)