任期満了に伴う19日告示、24日投開票の平谷村長選で、新人で村議会副議長の西川清海氏(68)=無所属、新町=が4日、立候補を正式表明した。役場で会見し、「安定した村づくりを進めたい」と思いを語った。
西川氏は具体的政策として、移住促進のための空き家利用や、高齢者医療・介護への経済的支援などを挙げた。
赤字が続く村内のスキー場や温泉施設については、現場で働く人たちのヒアリングを行うことで問題解決を目指すとし、「提言機能を発揮するための第3者委員会を立ち上げる」と述べた。
西川氏は村出身で下伊那農業高卒。飯田下伊那地域の郵便局などに勤務した後、2018年4月の村議選に初出馬し、無投票で当選。村議1期目。20年4月から副議長。産業建設委員も務める。農業。
村長選を巡っては、現職4期目の小池正充氏(78)=無所属、平松=が12月定例会で今期限りの引退を表明。現時点で他に目立った動きはない。
◎写真説明:出馬表明する西川氏