「対話重ねて県政に反映」阿部氏が飯伊あいさつ回り

政治・行政

[ 2010年 8月 24日 火曜日 15時10分 ]

 9月1日に長野県知事に就任する阿部守一氏(49)が23日、飯田下伊那14市町村を訪れ、首長らへあいさつに回った。阿部氏は「対話重視」の姿勢を強調し「(飯伊は)県庁から距離は遠いが、しっかりと足を運び、皆さんの意見を県政に反映させていきたい」などと意気込みを語った。

 午前は8時半前からの飯田市役所を皮切りに、高森町など下伊那北部5町村と下條村を回り、午後は南西部の各町村を訪問。それぞれの首長や幹部職員らとあいさつを交わし、5分ほど懇談した。

 このうち、同市の牧野光朗市長は「(当選)おめでとうございます」と祝福した上で「飯伊は県庁から遠く、中山間地域が多いなど、あらゆる意味でハンディがある中で、自主自立の精神を養ってきた。地域の思いを受け止め、支えてほしい」と要望。「三遠南信自動車道やリニア中央新幹線についても理解を願う」と求めた。

 対する阿部氏は「地域の声を受け止めて対応していく」と返答。新型インフルなど危機管理事案への協力については「全国的な対応は県が先頭に立って進めたい」と応じた。同市の「環境モデル都市」にも言及し「温暖化対策は市町村の協力が不可欠。飯田に学ぶことは多い」と指摘した。

 市の幹部職員たちとの面会で阿部氏は「(副知事や横浜副市長時代からに引き続き)これからも友好関係を維持、発展していきたい。県と市町村との話し合いを重ね、中立な県政運営に努めたい」との思いを伝え、「知恵や力を貸してほしい」と協力を呼び掛けた。

 阿部氏は18日の諏訪地域を皮切りに県内市町村長へのあいさつ回りをスタート。今月末までに、可能な限りの市町村へ足を運ぶ予定といい「基本はあいさつ回りだが、合わせて地域の課題も承ることができれば」としている。

  

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