「旧飯田工を“知の拠点”に」 広域連合などが知事に要望

政治・行政

[ 2015年 4月 1日 水曜日 12時00分 ]

 南信州広域連合(連合長・牧野光朗飯田市長)と同広域連合議会(議長・林幸次市議会議長)、南信州・飯田産業センター(理事長・牧野市長)の関係者らが30日、県庁の阿部守一知事を訪れ、県有の旧飯田工業高校(同市座光寺)の施設や用地について「産業振興と学術研究の『知の拠点』として活用したい」とする要望書を提出した。

 「知の拠点」構想は2027年のリニア中央新幹線の開業を見据え、同センターの機能移転をはじめ、高等教育機関や教育研究施設などの集積を図る構想。同広域連合事務局によると、要望に対し阿部知事は「思いを共有していく」と受け止めた。

 要望書では「リニアを見据えた地域づくりとして、地方創生を念頭に置いたモデル地域を実現していくため」と狙いを明記。国土交通省が「国土のグランドデザイン2050」で示す「ナレッジ・リンク」との相関性も指摘し「県の格段の協力を願う」と求めた。

 構想のイメージは、昨年12月に市内で開いたシンポジウムで牧野市長が公表した。旧飯田工高へ同センターを移転するほか、広域連合などが設置検討を進める「デザイン系大学院大学」や市の歴史研究所、セミナーハウスなどの配置を想定している。

 阿部知事は県の総合計画を踏まえ「大きな方向性は一致している」との認識を示した上で「地域の皆さんの考えは大事で、県も思いを共有したい。リニア開通で伊那谷全体をどうしていくか、今回の要望も踏まえて検討していく」と述べた。

 今後に要望の3者を中心に構想の中身の具体的な検討を進める。市は14年度補正予算に関連の調査事業費1000万円を盛った。

  

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