「村づくりの目途ついた」

政治・行政

[ 2020年 10月 29日 木曜日 15時03分 ]

 任期満了(来年1月23日)に伴う大鹿村長選で現職3期目の柳島貞康氏(69)=鹿塩=は29日に記者会見を開き、4選出馬をせず今期限りで引退する意向を明らかにした。村議会には同日の全員協議会で報告した。

 「当初から長くとも3期までと決めていた。前回選挙で訴えたことはほぼ実現でき、(リニアを巡る)JR東海との協議も一定の目途がついた。一つの区切りと思っている」と語った。

 3期目では介護福祉施設「ふれあいセンターあかいし」や道の駅「歌舞伎の里大鹿」、村保育所の新園舎、「塩の里」の改修事業などハード面を整備した。

 歴代村長が最大課題として掲げてきた県道松川インター大鹿線の改良も、リニア関連事業として2本のトンネルが完成し、残る拡幅工事が進んでいる。

 JRとの協議については、懸案だった大河原の迂回路が地権者の了承を得て実現したこと、豪雨災害の復旧への協力などを挙げて「村民生活の配慮に前向きに取り組んでもらっているが、引き続き地元の意見をしっかりと聞いてもらいたい」と語った。

 3期12年を振り返り「役場職員を含め45年。山村が日本経済の動きについていくのは難しいが、観光や産業の基礎になる道路改良がようやく実現する。コロナ禍で、テレワークなど意図ある方が来やすい環境になりつつある。次の村長には村の資源を活用した村づくりに取り組んでもらいたい」と話した。

 柳島氏は1975年から村職員。保健福祉課長や総務課長などを経て、2009年の新人2人による村長選で初当選した。13年に無投票で再選し、前回17年の選挙では新人との一騎打ちを制した。現在3期目。

 同村長選の日程は1月12日告示、同17日投開票。立候補予定者説明会は12月21日、届け出書類の事前審査は同28日。

◎写真説明:引退会見する柳島氏

  

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