【選挙速報】飯田市議に23人決まる

政治・行政

[ 2017年 4月 17日 月曜日 0時34分 ]

 

 任期満了(27日)に伴う飯田市議選は16日に投開票され、新たな23議員が決まった。現職20、新人5人の計25人が立候補し、2人超過の選挙戦を繰り広げた結果、無所属新人の福澤克憲さん(45)=東中央通=が3610票を獲得し、トップで初当選を飾った。30、40、50代の新人5人全員が当選して世代交代を印象付けた一方、いずれも1期の現職が涙をのんだ。投票率は57・95%で11期連続で過去最低を記録。当落を巡る「激戦」が予想されたが、一般市民の関心の低さが浮き彫りとなった。

 

 当選者23人の内訳は現職18人、新人5人。党派別は公明3人、共産2人で、ほか18人は無所属。女性は現職2人が5選を飾った。年代別は30代2人、40代5人、50代4人、60代12人。平均年齢は56・9歳で、現状から約5歳若返る。

 

 落選はいずれも現職1期で、共産の小倉高広さん(62)=上郷黒田=と無所属の森本政人さん(67)=松尾新井=。

 

 投票率は「1人落ちながら実質は信任投票」とも言われた前回の58・32%から、0・37ポイント下落した。期日前投票は9390人で前回の6498人から44・5%伸び、16日の投票日も午前は前回を上回ったが、午後に失速した。晴天の行楽日和だったり、イベントが多かったりも要因と見られる。

 

 新人ながらトップ当選となった福澤克憲さんは市職員を1月末に退職。5期で引退する清水可晴氏(66)の後継として、出身母体の市職員労組を中心に支援を固めたほか、地元の橋北や出身地の川路など市内全域で支持を得たとみられる。

 

 選挙戦では、25年の行政経験を生かし「未来の飯田を地域とともにつくる」と強調。「地域住民が何を考え、何を望んでいるのかを聞き、市政の場に届ける」として、安心の暮らしや20地区の個性の発揮に努めるとした。

 

 今回選では、若手の新人らが台頭した。公明党の小林真一さん(37)=虎岩=も、前回トップ当選で5期で引退する林幸次氏(67)の全面的支援も受けて上位の当選を果たした。

 

 千代地区では、2001年以来の市議当選となる無所属の清水優一郎さん(34)=千栄=が竜東一帯で精力的な運動を展開。千代地区の投票率は唯一80%を超えた。

 

 居住地は橋北ながらも出身地の上郷飯沼に事務所を置いた無所属の岡田倫英さん(43)=江戸浜町=や、無所属の塚平一成さん(52)=時又=も初当選を飾った。

 

 人口減少時代への対応とともに、リニアや三遠南信道を見据えた地域づくりが本格化するが、全市的な争点に乏しかったことも投票率の低落につながったとみられる。「定数を含め、議会の存在意義の検証も迫られる」との声もある。

 

 地区別の投票率は千代が80・89%で最も高く、前回比の増加幅も9・31ポイントと最大。隣接の上久堅も5・20ポイント上げた。下落は山本の3・48ポイント減、鼎の2・77ポイント減など。1万人を超える大票田では、出身者を含め4人が出た上郷のみ、わずかに増えた。

  

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