飯田市 「未来デザイン2028」の原案示す

政治・行政

[ 2016年 3月 6日 日曜日 10時51分 ]

 飯田市は5日、市役所で開いた市未来デザイン会議で2017~28年度を期間とする次期総合計画「いいだ未来デザイン2028」の原案を示した。同会議の意見や指摘を踏まえ、「大交流のリニア時代に個性が輝く」8つのまちの姿を描いた未来ビジョンと、多様な主体の行動姿勢をまとめた。

 同計画は30年先の将来を見据える中で、リニア中央新幹線開業直後の2028年の地域像となる「未来ビジョン」や「人口ビジョン」を描き、実現に向けた戦略や行動計画を盛り込む。

 事務局が示したたたき台をもとに行った前回会議の議論を踏まえ、事務局が未来ビジョンを軸とする原案を示し、意見交換した。

 同ビジョンは、「多様性を魅力とし、リニアがもたらす大交流時代に個性が輝くまちの姿」として▽私らしい暮らしのスタイルを楽しむまち▽地域の応援で子育ての幸せが実感できるまち▽生きる力を育む生涯学習のまち▽健やかに生き生きと暮らせるまち▽人と人がつながり、安全安心に暮らせるまち▽人と自然が共生する環境のまち▽持続的で力強く自立するまち▽地域の誇りと愛着で20地区の個性が輝くまち―の8つを掲げた。

 将来の具体的な像も分かりやすく、メッセージ性の強い言葉で記載。「暮らしのスタイル―」では二地域居住の促進や国内外からの移住者のコミュニティへの参画、「子育て―」では教育・医療の充実に加えて保護者の就労環境整備、「自立―」では新産業創出や高付加価値化への挑戦、知の拠点を軸とする研究開発促進、世界への新しい価値発信、若者の地元回帰や定着化―などが進んでいる姿を描いた。

 「20地区の個性―」では地域固有の自然や文化の継承、「安心安全―」では災害に強い社会基盤や安定的な情報通信の確保などを盛り込んだ。

 また、まちづくりの姿勢として▽変化の激しい時代を生き抜くための「学び」▽グローバル時代に魅力ある価値を創造する「交流」▽新たな課題を解決して時代を切り拓く「共感」―の3つを柱に据えた。

 全体をイメージしてもらうためのキャッチフレーズと都市像は今後の検討課題とする。

 意見交換ではムトスの精神を引き継ぐことの重要性や市民との共有に向けた過程を大切にするよう求める指摘があった。

 事務局は意見をもとに一部を修正し、年度末までに原案の最終形をまとめる。

 原案は今後、小中高生を含む若い世代との意見交換や、多様な市民・団体との協議を経て練り上げ、来年度の同会議で再検討する。

 会議は他に、市版総合戦略案について、内容は適当と判断し、正式決定した。

  

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