コスタリカ駐日大使が松川町を訪問

政治・行政

[ 2016年 3月 8日 火曜日 9時25分 ]

 中米コスタリカのラウラ・マリア・エスキベル・モラ駐日特命全権大使が6、7の両日、研修員の受け入れで同国と交流している松川町を訪問した。役場では深津徹町長と意見交換し、人員交流のさらなる深化を要請。町が同国を相手国に検討している2020年東京五輪の「ホストタウン構想」については「まだ準備段階。遠くない時期に決断したい」とした。

 町の活動が現地でどのように生かされているかを視察する目的で、深津町長が先月、同国に渡航したことを受け、表敬訪問。7日午前には役場を訪れ、同町長らと意見交換した。

 ラウラ大使は、支援員の受け入れや深津町長の訪問に対して謝意を表明。軍を持たずに平和を求める姿勢、人を尊重して価値を認め合う考え方を共通点として挙げて「両国には相互に与え合える関係づくりが必要。松川町と互いに学べ合える関係づくりを進めたい」と語った。

 深津町長は、先の渡航を踏まえて「コスタリカの“あるものを探す”という姿勢に感動した。日本が急成長する中で失くしてしまったものがたくさん残っていると感じた」とし、相互補完の関係づくりを願った。

 東京五輪のホームタウン構想については、6日夜に行った懇親会で、同町長らが受け入れ可能な人員規模なども含めて検討している状況を伝えたという。

 ラウラ大使は取材に「まだ準備段階であり、どれだけの人員規模となるのか検討している状態」と説明。「遠くない将来に決断し、検討したい」と語った。

 町は、JICAを通じて中南米やアフリカから農村振興や格差是正を目指す研修員の受け入れを2010(平成22)年から毎年実施。元県生活改良普及員の女性(76)が約40年間の普及員時代の経験を伝えたり、生活改善グループが視察を受け入れている。

 東京五輪の「ホストタウン」は、五輪・パラリンピックに参加する海外選手らと地域住民の交流を促進する政府の構想。自治体ごとに国・地域や競技を決めて交流することにより地域活性化や観光振興を目指す。

  

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