マスタープラン作成へ

政治・行政

[ 2021年 1月 14日 木曜日 15時18分 ]

 飯田下伊那地域の14市町村が共同作成する「南信州地域公共交通計画」の素案がまとまり、成案に向けて来月3日までパブリックコメント(意見公募)を行っている。従来の地域公共交通網形成計画に替わるもので、南信州地域の公共交通の在り方を示すマスタープランとなる。

 計画区域は14市町村で、計画期間は来年7月から5年間。

 基本方針に「リニア時代に備えて、住む人に優しく、訪れる人にも使いやすい地域公共交通システムの実現」を掲げ、移動不便地区の解消や▽利便性の向上▽持続可能な運行の確立▽観光地などへの来訪者の移動手段の確保▽新技術の導入に向けた取り組み―の5つを目標に据えた。

 実施事業のうち移動不便地区の解消は、需要のある移動不便地区に高校通学、通勤の移動手段を整備する。事業者支援は、普通二種免許の取得に向けた支援の仕組みを導入。過疎地域で導入が可能になった路線バス、タクシーによる貸客混載の検討を行い、必要に応じて導入を進めるとした。

 観光タクシーの普及では、タクシーを活用した観光ルートについて既存ルートの本格運用を図るとともに、新たなコースを設定。リニア中央新幹線開業後の2次交通は、県内駅とJR飯田駅とをシームレスに結ぶ複数路線について既存路線の再編を含めて検討するとした。

 新技術の対応では、観光利用が想定される路線を中心に基幹路線、准基幹路線、観光特化路線に標準的なバス情報フォーマット(GTFS―JP)を導入。自動運転は「短期間の実証実験が実施された経緯もある」として、将来的な実用化に向けた取り組みを引き続き実施するとした。

 計画によると、3月に開く予定の交通問題協議会策定委員会で案を策定。広域連合会議などを経て、6月の地域交通問題協議会総会での承認を目指す。

  

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