ラン植物園跡地検討委が高森町に提言

政治・行政

[ 2011年 4月 15日 金曜日 14時28分 ]

 高森町出原の町ラン植物園「蘭ミュージアム・高森」の後利用を考える検討委員会は14日、施設を含めた跡地を、町特産の干し柿「市田柿」にちなんだ「市田柿の里」として有効活用することを盛った提言書を熊谷元尋町長に渡した。施設を「市田柿の里会館」(仮称)とする具体案も示した。今後、庁内のプロジェクトチームが提言内容を踏まえ検討する作業に入り、熊谷町長は「出来るものから取り組みたい」と答えた。

 同検討委員会は、 植物園周辺の住民、農家、主婦、商工会関係者に加え公募委員5人を含む15人で構成。昨年3月から計24回の会合を重ね今回、提言書をまとめた。

 提言書によると、残っている施設を会館として運営するほか農産加工場を備える。また農業を通した学習・体験・交流の場にしたり、地元食材を特徴とした農家レストランを経営するとしている。それぞれ事業主体や進め方、費用、検討すべき点などを示した。

 うち会館は、市田柿の生産から販売を手掛けるだけでなく技術、学術、PRを含めた拠点施設とし、市田柿に触れることができる施設を目指す。事業主体は「企業や農業法人のような新たな経営体」とし、町がサポートしていく仕組みを理想とする。農産加工場は「体験型」とし、地産地消や食育の推進へのつながりに期待する。

 農業を通した学習・体験・交流の場づくりでは、農業研修できる態勢を整えて人材を育成する。対象は趣味で農業を楽しみたいという人から自立農家を目指す人までと幅広く、年間を通したカリキュラムの確立も提案。農業機械のレンタル機能も備えるとしている。また地元農家との連携による相乗効果にも期待する。農家レストランの経営は、目指す姿として「地元食材を使った高森町らしい本格・本物の農家レストラン」を描き、町民の主体的な取り組みに期待を込めた。

 また提言書では、ラン植物園の経営は、町民との関係が一方通行で「町民に利用される施設。町民本位の施設としての視点が希薄だった」と指摘。経営面の見通しの甘さにつながり、それらに対し適切な措置をとることが出来なかったと分析した。その上で提言では町民と施設の関わり方に重点を置いた。

 この日は清水誠委員長と原弘志副委員長が訪ね、「形は変わってもいいが、積み上げてきたものがむだにならないようしてほしい」と述べ、提言書を熊谷町長に渡した。熊谷町長は「提案のあった4つのプランを同時に形にするのは難しいが、できることから取り組みたい」と話した。

 町産業課によると、2万2000平方メートルの敷地内には本館、鑑賞温室、栽培温室、売店の各施設が残る。

 同園は、入園者の減少による経営難で一昨年10月から休園中。施設については解体せず、同検討委員会が施設や土地の有効的な活用方法を探る。園内に残っているランの原種・交配種約5000株と熱帯植物約300株について、町は昨年10月までにすべて売却した。

  

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