リニア見据え、市政懇談会スタート

政治・行政

[ 2014年 5月 30日 金曜日 12時30分 ]

 飯田市の2014年度の市政懇談会が28日夜、羽場地区を皮切りに始まった。7月30日まで全20地区で順次開かれ、2027年に開業予定のリニア中央新幹線を見据えた地域づくりや現状課題を中心に、市民と牧野光朗市長らが意見を交わす。

 羽場地区の会場となった羽場公民館には約70人が参加した。牧野市長は冒頭あいさつで、事業認可が近づくリニア計画に触れ「リニアを見据えた地域づくりは市全体の課題」と指摘し、各地区の主体的な取り組みへ期待を込めた。

 懇談に先立つ第1部は牧野市長が市政経営の方向などを説明。航空宇宙産業クラスター形成特区や地域人材の育成サイクル、再生可能エネルギー事業などの取り組みを挙げ、市民協働のまちづくりをさらに進めたい考えを強調した。

 参加者からはリニア時代も見据え「人口減少時代と言われるが、増やすための方策は」「飯田に若者が戻るためには働く場が重要」の質疑が出た。牧野市長は「航空宇宙を先例に将来を担う産業をつくっていかねば若者たちが大都市に流出しかねない」と呼応。「出産・子育て環境とともに、バイオメディカルや食品、環境など新たな産業をリニア開業までに確立させねば」と話した。

 第2部はまちづくり委員会側が、羽場地区の基本構想基本計画の策定に向けた進ちょく状況のほか、空き家対策や鳥獣被害対策などを紹介。長年の懸案となっていた県道飯田南木曽線や連結市道における狭あい区間の改良も求めた。

 市政懇談会は市と各地区まちづくり委員会の共催。市側は「リニアや三遠南信自動車道の全線開通を見据えた地域づくりの観点から、各地区の思い描く姿を実現するために多様な主体がどのように関わるかを考える場にしたい」としている。

  

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