上郷地区の市政懇談会開く

政治・行政

[ 2019年 8月 29日 木曜日 16時53分 ]

 飯田市上郷地区の市政懇談会が28日、上郷公民館で開かれた。路線が通過するリニア中央新幹線関連で移転を迫られる住民に対し、不安を取り除くような対応を市側に要望。地域コミュニティーの維持に向けた専門家の派遣や、スピード感を持った対応を求めた。

 代替地移転に伴う住民の懸念に対し、牧野光朗市長は「最後の1軒まで責任ある対応をとる」と述べた。リニア関連の工事スケジュールについて、市側は「地元にできるだけ早くスケジュールを示せるようJR東海、県とも調整を図っていく」とした。

 代替地として飯田市が整備する3区域のうち上郷飯沼「丹保・北条」は約2.7ヘクタール。現時点で住宅区画戸数は76戸を想定し、1区画あたり75~100坪。移転対象者に宅地として売却、分譲する。造成工事の一部工区は来年秋ごろには完了する見通しで、秋以降から移転可能となる。移転が必要となる住民を対象にした希望の受け付けについて、市は他の関連事業の進ちょくを見ながら受け付けの開始時期を決定していくとする。

 懇談会は2部構成。地域のシンボルにもなっている野底山森林公園(上郷黒田)について、第2部では牧野市長を加えたパネルディスカッション形式で活性化策を探った。

 利用者数がこの数年で増える傾向にあり、住民ボランティアによる施設改修やイベント開催などを要因に挙げた。本年度の年間目標は5万4870人に設定。リニア時代を見据えて交流拠点にもなる魅力ある公園づくりを進める一方、公園までの道路に狭あいな箇所があり今後の課題とした。

 健康増進のステーションや体験活動の提供といった意見も。アドバイザーを務めた牧野市長は「将来ビジョンやリニア時代に向け、野底山をどう活用し守るか。今から地域で共有する必要がある」と話した。

 市政懇談会は6月25日の三穂地区を皮切りに市内全20地区で順次開き、上郷地区で最後となった。

◎写真説明:活性化策を出し合ったパネルディスカッション

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     







記事の検索はこちらから
















スポンサーリンク


南信州電子版購読

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞