下久堅自治センター移転~市内初の複合施設検討

政治・行政

[ 2012年 7月 4日 水曜日 12時09分 ]

 飯田市の第5次基本構想後期基本計画で、耐震基準に満たないとして改築が決まっている同市下久堅知久平の下久堅自治振興センターと下久堅公民館は、両施設から約150メートルの距離にあるJAみなみ信州下久堅支所の敷地内に移転改築する。センター内に民間であるJAが入る市内では初めての複合施設化計画で、今年度中の基本設計、来年度着工の予定で検討が進められている。

 2010年度から始まった市の耐震診断で、公民館が入る自治振興センターは耐震基準に満たないことが分かり、現地の地盤も緩いことから同じ機能を持った別の場所への移転改築を決定。付近のJA下久堅支所も耐震化計画が検討されており、住民側からも「利用しやすい複合施設に」との声が上がった。その後、市とJA、地域住民の3者間で検討が進められ、同支所敷地内へ移転改築することで概ね了承を得ている。

 これまでに平谷村合同庁舎や豊丘村役場にJA支所が入ることはあったが、市内の自治振興センターでは初の試みで、住民らも「中山間地域の新しいモデルケースになる」と期待を寄せている。

 現在の同センター建物は2階建てで、センターと会議室、公民館会議室、料理室、図書分館などが入り、1978年に建設、敷地面積は約1750平方メートル。一方、JA支所は74年建設の約1500平方メートルだが、飼育所や倉庫なども併設しているほか、建設計画では隣接する遊休地の購入も検討されており、現在のセンター敷地面積よりも拡大する。

 計画では、建物をすべて取り壊して新たに建設する方向で検討しているが、調整中。JA集荷施設の新設や、支所前のAコープ下久堅店は店自体は残す考えだが場所を移転して敷地内に建て直す方針。

 2日に開かれた同地区市政懇談会では、住民側から「地区の災害対策拠点としての機能も持つ新しい形に」と期待の声が上がった。

  

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