下伊那漁協が飯伊選出県議と懇談

政治・行政

[ 2015年 12月 16日 水曜日 9時11分 ]

 下伊那漁業協同組合(下島保徳組合長)は14日、飯田下伊那選出の県議5人との懇談会を飯田市錦町のシルクホテルで開き、上伊那郡宮田村に民間業者が建設を計画する一般廃棄物・産業廃棄物の最終処分場について意見交換した。組合は「予定地は天竜川と大田切川のすぐ近く。河川が汚染されれば、影響は飯田下伊那を含む広範囲におよぶ」として反対の意見書を出す考えで、県議に協力を求めた。

 宮田村大久保に建設予定の最終処分場について、下島組合長は冒頭で「2回ほど現場を見たが、この場所に造って本当に大丈夫かと感じた。水の汚染は人体や農畜産、観光に深刻な影響をおよぼす」との考えを示した。

 懇談の前には環境科学が専門で、信州大学などで非常勤講師を務めた中野市の男性が講演し、「南信は幸運にも放射性廃棄物による汚染を避けられたが、宮田に処分場ができれば運ばれてくる」と説明。「予定地は扇状地で地下水が豊富。河川にも近く、水に溶けた放射性セシウムは魚が取り込みやすい。建設は徹底的に避けた方がいい」との考えを示した。

 県議は「県がきちんと対応するよう、5人で協力して取り組む」と応じたほか、ほかの漁協とも連携しながら、団体として意見書を提出するよう助言した。

 下島組合長は天竜川漁協(浜松市)などとも情報交換しながら、対応を検討しており、「一つ出来ればなし崩し的に造られる恐れがある。流域全体の問題ととらえ、関係団体に働きかけたい」と話した。

  

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