下條村と福島県泉崎村が災害協定を締結

政治・行政

[ 2017年 2月 22日 水曜日 15時13分 ]

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 下條村は21日、職員の派遣交流などを通じてつながりを深めてきた福島県泉崎村と災害時相互応援協定を締結した。金田憲治村長や宮島俊明副村長が昨年1月に竣工したばかりの泉崎村新庁舎を訪れ、久保木正大村長らとともに協定書に調印。地震や風水害が発生し、被災地独自では十分な応急措置ができない場合に、相互の応援・協力を迅速に行う内容で、今後は事務方レベルで連絡体制の整備など事前対策を図っていく方針だ。

 調印式には、理事者をはじめ、これまで下條村に研修に訪れた泉崎村の職員らも出席。被災者の救出、医療、防疫、施設の応急復旧などに必要な物資、機材、車両の提供をはじめ、必要な職員や災害ボランティアの派遣などを盛り込んだ。今後は応援項目の事前指定や危機管理に関する研修、情報交換、合同訓練など災害発生時に供えた平常時の取り組みも行っていく予定だ。

 調印後、久保木村長と硬い握手を交わした金田村長は「研修生の受け入れを通じて温かく親しい関係を保っている」と強調。「情報交換も積極的に行い、さらに強い絆ができるよう努めたい」と述べた。久保木村長も「協定の締結ができて感無量。実際のシミュレーションを進め、いざというときに発揮できるものになると確信している」と語った。

 2村のつながりは、2008年に泉崎村議会が下條村を視察したことをきっかけに、久保木村長らが下條村への職員派遣を要請。10年4月から年間2人の受け入れをスタートし、14年までに計9人の職員が同村の施策を研修した。

 11年3月の東日本大震災発生の際は、被災した泉崎村に救援物資を送り、その後も同村で年1回開く産業収穫祭への参加や、毎年秋は泉崎村の職員がリンゴ狩りに訪れるなど交流は続いている。

 昨年7月には久保木村長らが約10年ぶりに下條村を訪問。交流当初は財政再建中で、下條村での研修を生かして3年後には赤字を解消したことや、新たな人口減対策に取り組む考えを報告した。

 協定について「これまでの取り組みを形にしたかった」と金田村長。「当地域は東海地震や東南海地震が予想される中、近年では大きな災害を被っておらず、大地震を経験したノウハウを今後指導してもらいたい」と期待を寄せた。

  

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