中部伊那町村協が鳥獣対策強化など知事に要望

政治・行政

[ 2012年 1月 12日 木曜日 15時00分 ]

 松川町、大鹿村と上伊那郡飯島町、中川村の4町村議会でつくる中部伊那町村議会協議会(会長・米山由子松川議会議長)は10日、県庁を訪ね、4町村の農作物被害額が3800万円に上るという野生鳥獣への対策強化など7項目を阿部守一知事に要請した。

 4町村の議長、副議長ら計15人が訪問し、提言書を手渡した。

 提言は、鳥獣被害対策費拡充・強化のほか▽地域医療体制の充実・強化▽県道伊那生田飯田線の道路改良整備促進と、松川町の竜東と竜西を結ぶ県道橋「宮ケ瀬橋」の早期架け替え▽県道飯島飯田線上片桐バイパスの整備促進▽県道松川インター大鹿線改良促進▽住宅リフォーム助成制度の創設▽上下伊那郡境地域の防災体制の確立―の7項目。

 鳥獣被害対策の予算確保や被害のある自治体への支援強化を求めたのに対し、阿部知事は重要課題との認識を示した上で「県と市町村が一緒になって、集中的、広域的な捕獲のあり方を構築したい」と述べた。シカやイノシシの生息数調査、狩猟免許取得者への補助なども求めた。

 地域医療体制の充実・強化では「下伊那赤十字病院や昭和伊南総合病院の救急、周産期医療の充実を図るため」とし、医師確保に向けた実効性のある対策を要請。ドクターヘリにも触れ「上下伊那地域における潜在需要は非常に多く、運航については格別な配慮を」とした。

 中川村内(渡場―滝沢トンネル間)の松川インター大鹿線など県道3路線の整備・改良促進について、阿部知事は「限られた予算の中で優先順位を付けながら対応したい」と述べた。

 住宅リフォーム助成制度の創設では「各市町村が制度を創設しているが予算が限られ、住宅リフォームを希望する住民、建設業者の期待にそえない」と指摘し、阿部知事は新年度予算でどのように対応できるか検討している―などと答えた。

 米山会長は「前向きな答弁をいただいた。地域の課題解決には郡境を超えた連携が重要であり、これからも連携を強めていく」と話した。

  

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