佐藤氏が出馬正式表明

政治・行政

[ 2020年 4月 1日 水曜日 16時56分 ]

 任期満了(10月27日)に伴う飯田市長選で、前副市長の佐藤健氏(52)=無所属、鼎名古熊=が1日会見し、立候補を正式表明した。「停滞感を打ち破るような変化を求める市民の声に応えたい」と述べた。市長選を巡っては現職4期目の牧野光朗氏(58)=無所属、八幡町=が2月25日開会の市議会3月定例会の冒頭あいさつで出馬を表明。12年ぶりの選挙戦になる見通し。

 佐藤氏は人口減少や少子高齢化が進み、停滞感や閉塞感を訴える市民の声が大きくなっているとし、「空気を変え、心を通わせながら地域を引っ張っていく新しいリーダーが求められる」と主張した。

 地方自治の理想像として「心が通う市政」を描く。約8年間務めた副市長時代に、多くの市民や職員の声を聞き「その声こそが市政の原点だ」と強調。市民に対する思いを積み上げた政策の実現に対する覚悟を訴えると「市民の判断を問いたい」と語った。

 政治姿勢のキャッチフレーズに「ギアチェンジ」を掲げ、「守るべきところは守り、変えるべきところは変えて地域の発展を加速させる」との姿勢。市民と向き合い、心を通わせる市政が必要とした上で、「そこの部分が欠けている」と現市政を批判した。牧野市長が全国市長会副会長や国の審議会といった重要な役割を担う一方で「市民との対話をする時間が欠けている」と指摘した。

 リニア時代を見据え、南信州地域や伊那谷を一体的に捉える中で、中心市としての役割を強調した一方、現状については「周辺町村や上伊那との関係が良好だとは思えない。県との関係も良くない」と指摘。連携が必要で「中心市としての役割を担っていくにはリーダーが変わった方がいい」と語った。

 現市政との違いを問われると、「政策やリニア時代の絵姿が180度違うことはない」と説明。字面だけみれば似ているところがあっても「実現する姿勢が大きく異なる」とした。市民や周辺町村と一体となって行っているという雰囲気の醸成が必要といい「政治姿勢をみてもらうことで現職との違いを分かってもらえたら」と加えた。

 政策原案には市民と練り上げた「50の構想」を盛り、対話を重ねながら実現を目指す意向だ。

 佐藤氏は鼎出身。飯田高、東大法学部を卒業後、自治省(現総務省)に入省。鳥取県財政課長、大分県総務部長などを経て、2011年5月に飯田市の副市長に着任。昨年3月まで務めた。昨年4月に総務省に復帰し地方公務員共済組合連合会(東京都)事務局長に就いたが、市長選に向けて今年3月末に退職した。

 一方、5選を目指す牧野氏は市議会3月定例会の冒頭あいさつで、「積み上げてきたものをここで投げ出すことはできない」とし、もう少しで手が届くところまできているリニア時代の飯田の絵姿を確たるものにすると述べた。

 牧野氏は新人4人による04年の市長選に勝って初当選し、08年は現新の一騎打ちを制して再選を果たしている。12年の前々回と16年の前回は無投票。

 市長選は10月11日告示、18日投開票の日程。

◎写真説明:出馬表明する佐藤氏

  

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