免許センター対応で飯田市に辛らつ意見

政治・行政

[ 2014年 3月 17日 月曜日 16時47分 ]

 飯田下伊那14市町村による南信州広域連合の会議が14日、飯田市追手町の県飯田合同庁舎であり、牧野光朗市長や市に対する辛らつな意見が噴出した。南信運転免許センター(仮称)の候補地検討に関する対応や、市と福島県南相馬市との災害時相互応援協定の締結方針に対し、町村長らが「何も聞いていない中で話が進んでいく」「広域連合で検討すべき内容」などと批判。「市長の気持ちや方向性を少しでも話してくれればいいのだが。不信感を抱かざるを得ない」の注文も出た。

 牧野市長は冒頭の連合長あいさつで「(免許センター、災害時相互応援協定の)いずれの案件も町村への配慮が行き届いておらず、私の不徳の致す所であり、お詫びしたい」と陳謝したものの、町村長らは予定していた協議事項を前に市への苦言を重ね、痛烈な皮肉も飛び出す首長会議となった。

 運転免許センターをめぐっては、広域連合として市内のJR飯田駅前を候補地に一本化し、市を窓口に商業施設内への設置を要望してきたが、1月に県警が「不適当」と判断。これを受け、先月14日の広域連合会議では、県警と市企画部、広域連合事務局で「連絡会議」を立ち上げ、センターの設置条件や候補地情報などを整理し、広域連合として設置場所を協議する方針を決めた。

 その後の同24日の市議会全員協議会で市の幹部が議員質問に「民間施設内への要望は白紙としたが、市として飯田駅周辺への考えは持ち合わせている。県警の考えをよく聞き、検討にあたりたい」などと答えた。

 この発言に近隣の首長らは「若干フライング気味ではないか」(熊谷元尋高森町長)「広域連合の中で進めている問題であり、非常に憤りを感じる。飯田市のみがやっていく印象を受ける」(深津徹松川町長)などと問題視していた。

 牧野市長の冒頭陳謝は、これらの批判を踏まえたものだが、首長らは納得せず。「我々で決めても、どこでどうなるか分からない。市長の方向性があるのなら、少しでも話してほしい。不信感を持たざるを得ない」と泰阜村の松島貞治村長が口火を切り、下條村の伊藤喜平村長が「一つでも進展があったら(広域連合会議で)報告し、積み重ねていくことを確認し合ったばかり。何も言わず、やりたい放題」と続けた。

 30分近く苦言を浴びた牧野市長は「免許センターに関しては、県警の意見をよく聞き、客観的な確認をして広域連合の場で協議する。市の考えなどは連絡会議で議論していく」姿勢を伝えた。

  

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