初の「環境首都」を目指す、飯田市長が決意表明

政治・行政

[ 2010年 1月 12日 火曜日 15時44分 ]

 昨年1月に「環境モデル都市」に認定された飯田市は、来春発表される2010年度の「第10回日本の環境首都コンテスト」で初の「環境首都」を目指す。8日の新春記者会見で牧野光朗市長が決意表明した。

 昨春発表された08年度の第8回環境首都コンテストで飯田市は前年に続いて総合3位(参加67自治体)、人口別1位(同23自治体)だった。飯田市の取り組みで高く評価されたのは「環境マネジメントシステム」「景観形成」「温暖化防止」「環境産業推進」のほか、下伊那郡の町村と一緒に始めたレジ袋削減の取り組みが評価され「自治体交流」が全国2位に入った。逆に、「ごみ減量化」は得点率が低く、3Rのうちリサイクル以外でいかに減量するかが大きな課題となっている=グラフ参照。

 環境首都となるには、総合1位で▽総合点が満点(1020点)の70%以上▽質問項目15項目のうち3項目以上が満点の90%以上▽満点の50以下の項目が3項目以下―のすべての条件を満たす必要がある。第8回まで環境首都は誕生していない。第10回が最後となるため、チャンスは2回しかない。

 水俣市はあと一歩で条件を満たすところまで来ているが、飯田市の継続した取り組みも評価されている。環境首都コンテストを主催する環境NGO「環境市民」の杦本育生代表理事は、昨年4月に表彰状を届けた際に「飯田市は2年前の水俣市と似ている。今持っているものを大きく伸ばしていけばいける」と激励している。環境モデル都市に認定されている全国13団体のうち、第8回環境首都コンテストに参加したのは水俣市、飯田市、梼原町の3団体だけだった。

 牧野市長は「第2回以降ずっとベストテンに入っているが、重要なことは順位よりも得点によって課題が指摘されること。健康診断を受けるような心境で、指摘された課題に力を入れていく。政策立案能力を高めていくため、人材の流動化が有効であり、外からの専門家の手助けが必要。全国的にもモデル的取り組みになる」と述べていたが、新春記者会見で「ごみの減量化を始めとするこれまでの課題を克服するとともに、環境マネジメントシステムや自治体交流などの強みをさらに伸ばす取り組みを行い、初の環境首都を目指す」と決意表明した。

  

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