劇場型機能を集約

政治・行政

[ 2020年 8月 6日 木曜日 15時56分 ]

 ホールを備える飯田市内の3施設を巡り、市は6日、整備方針案を発表した。飯田文化会館(高羽町)、市公民館(吾妻町)、鼎文化センター(鼎公民館)のうち文化会館は建て替え、「新文化会館」に劇場型のホール機能を集約する。中心市街地に整備し、時期はリニア中央新幹線の開業後。市公民館は取り壊し、旧ピアゴの後地を活用した「飯田駅前プラザ」(仮称)に機能を移転。鼎文化センターはホール機能を含む複合施設として再整備する。

 新文化会館は市民の文化芸術活動の拠点となる。在り方案によると、市民自らが主体的に展開する活動を支援する中核的な劇場型ホールとして整備を進める。「丘の上」と呼ばれる中心市街地には文化芸術活動が発信されるステージが根付いてると指摘し、飯田駅を含め交通結節点があることを踏まえて適地とした。

 産業振興と人材育成の拠点「エス・バード」(座光寺)と、南信州広域連合がリニア時代に向けて整備を検討する「アリーナ機能を中心とする複合施設」とも連携を図る。エス・バードはコンベンションや展示会などができ、アリーナは大規模なスポーツ大会やイベントなどの利用が想定される。

 飯田文化会館は1972年に完成し、1288席のホールや会議室などを備える。今後は耐震補強や老朽化対策など必要最小限の改修工事を行い、リニア開業後の新文化会館の改築に向けては今後、立地、規模、運営形態などの具体的な検討に入る。

 現地改築について、市側は「建て替えには2~3年を要し、その間に市民の文化芸術活動が制約されることを考えると現地改築はない」とした。

 教育文化センターの機能を備える市公民館は76年に完成した。ホールは500席。躯体や天井の耐震補強、照明音響改修、外壁落下防止など維持管理費として約1億9000万円が見込まれることから施設は取り壊し、機能は飯田駅前プラザに移す。

 鼎文化センターは80年にできた。ホールは600席。整備方針案だと、新文化会館整備までは必要最小限の改修工事を行いながら使用し、新文化会館の完成後に建物を除却。公民館、自治振興センター、鼎保健センター、図書館を統合した複合施設を新たに整備し、ホール機能も設ける。駐車場不足といった課題の解消も図る。

 鼎の地区内に点在する自治振興センター、公民館、保健センター、図書館を巡っては、鼎地域協議会と鼎地区まちづくり委員会が機能集約した複合施設を鼎公民館の隣接地に設置するよう求めていた。

 整備方針案は庁内でまとめた案といい、いずれも施設ごとに新たに立ち上げる検討会で具体化させる考えだ。

 2015年度にまとめたホール施設のマネジメント案によると、3つのホールの中心施設となっている飯田文化会館は耐用年数を考慮して建て替え、その上で市公民館と鼎文化センターのホール機能を両方、あるいはどちらか一方を廃止する―としていた。

◎写真説明:上から飯田文化会館、飯田市公民館、鼎文化センター(鼎公民館)

  

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