加藤氏「活動制約で見切り」、小沢新党合流

政治・行政

[ 2012年 7月 6日 金曜日 15時09分 ]

 長野5区選出の民主党衆院議員の加藤学氏は4日午後、党の樽床伸二幹事長代行に離党届を提出し、小沢一郎元代表が率いる新党への参加を表明した。3日に党員資格停止2カ月の処分方針が決まった際は「党にとどまり、消費増税の阻止や改革に取り組む」としていたが、わずか1日での翻意。地元関係者からは驚きと戸惑いが飛び交った。加藤氏は5日午後は地元に戻り、飯田市内で開かれた全国ナシ研究大会に出席後、自身の離党について支持者らへ説明に回った。

 加藤氏は取材に対し「党員資格停止となれば政治活動が制約され、いわば生殺しの状態になる。増税阻止のため、腹をくくって外に出ることを決めた」と理由を説明。次期衆院選に長野5区から立候補する意向も明らかにした。

 「朝までは党にとどまる考えだったが、昼に自ら見切りを付けた」。加藤氏は4日午前、党員資格停止で政治活動がどう制限されるのか、同僚議員らに電話で確認し「党の両院議員総会での議決権がなく、地元でのビラ配りなどの活動もままならない。党内に留まっても改革や増税法案の成立阻止の道筋が描けない」ことから、離党の決断に至ったという。

 支持者からの「反対票を投じながら、なぜ離党しないのか」の批判も胸に引っかかっていたといい「民主党の加藤を応援してくれた方々には申し訳ないが、当選時と現在の民主党は別物で、国民との約束を果たせない。すでに党は政権与党としての体をなしていない」と主張した。

 加藤氏は離党届を提出後、小沢元代表らによる新党設立の準備会合に出席。「遅れて申し訳ありませんが、合流させてもらいました。皆さんと協力して初期の目的を果たしたい」とあいさつし、拍手で迎えられた。

 次期衆院選に向けては「長野5区から出馬する」と明言し「消費税増税を阻止し、民主党に代わり、党が約束してきた内容の実現を訴える」と話した。

  

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