北部5町村の火葬場候補地「1位吉田」

政治・行政

[ 2012年 2月 11日 土曜日 13時19分 ]

 下伊那北部5町村が共同設置を目指す火葬場建設計画で、北部総合事務組合理事者会の諮問機関「火葬場設置検討委員会」(岩崎聰会長)は10日、建設候補地の評価・選定結果を管理者の熊谷元尋高森町長に答申した。4町村から出された計5つの候補地を現地確認や総合評価で順位付け、高森町吉田区小沼を第1順位とした。熊谷町長は「答申を尊重する」とし、20日に開かれる理事者会で候補地が1カ所に決まる見通し。

 検討委は「敷地」「道路・水路」「周辺環境」「経済性」「地権者・地域」の5分野計22項目についての点数評価と、現地確認などによる記述評価に基づいて順位を付けた。

 この日、岩崎会長と野沢範好副会長が高森町役場を訪れた。岩崎会長は答申書を熊谷町長に手渡し、計画が一度白紙になった経緯を踏まえ「ここで決まらなければ次はないという思いを一つにして検討を重ねた。住民要望の大きい事業であり、速やかに建設できるよう進めて欲しい」などと述べた。

 答申書によると、順位は1位が高森町吉田、2位は松川町生田と喬木村小川鞍馬、4位豊丘村神稲山田、5位同村神稲川島。

 点数評価は豊丘村川島を除き、4候補地が83・3点~88・6点の僅差内だった。これに記述評価のほか、利用者の利便性や地元の受け入れ姿勢などを判断材料として加え、岩崎会長は「高森町吉田が第1順位という評価に全委員が一致した」。

 松川町生田と喬木村鞍馬は「協議を尽くしたが甲乙つけがたい」とし、同順位とした。

 高森町吉田の候補地は、二又沢に架かる二又沢大橋の東側で主に畑。面積は約1万6000平方メートル。上段道路(通称ハーモニックロード)に近く、県道飯島飯田線や広域農道へのアクセスも比較的良い。「敷地必要面積よりも広いが、利便性も良く適地だと思う」と岩崎会長。二又沢が県の土石流危険流域に認定されているものの「過去に災害もなく危険性が少ない」と判断した。

 理事者会は答申書を踏まえ協議し建設候補地を決め、21日の議会全員協議会に報告する予定。事務局は、来年度から用地交渉に入りたいとしている。

 設置基本構想だと、火葬場の供用開始は2015年度。敷地面積は3500平方メートル以上。火葬炉は2基、霊安室や火葬を待つ待合施設、事務室を配置し、通夜や葬儀を行う式場は設けない。1日最大火葬件数は6件を想定する。

  

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