北部5町村議会が研修会、地域課題共有し要望へ

政治・行政

[ 2014年 7月 24日 木曜日 13時55分 ]

 下伊那北部5町村の議員でつくる北部ブロック町村議会は22日、本年度の議員研修会を喬木村福祉センターなどで開いた。5町村の議員や担当職員ら約90人が参加。各町村が持ち寄った地域や行政課題計15項目について分科会や全体会議を通して共有した。15項目は修正を加え、9月25日に県や県議会に対して要望する予定。

 あいさつに立った喬木村の小沢博議長は「二元代表制の責任をあらためて認識し、住民に見える実行性の高い議会活動を進めていく」と述べた。市瀬直史村長は懸案のリニア中央新幹線に触れ「悔いのない計画にするためにも5町村が一致団結し将来像を研究していきたい」と話した。

 分科会は総務・教育、社会、産業建設の3つに分かれ、町村ごとにまとめた課題について意見交換した。

 総務・教育は、リニアの整備事業における環境保全対策や▽空き家対策の充実強化▽行財政システムの運用負担軽減▽特別支援教育支援員の配置と地方財政措置の充実▽重度の障害を持つ人たちが日中活動できる施設整備への支援―の5つ。

 このうちリニアでは、地下水・水資源、生態系に対する事後調査やモニタリングについて、JR東海が行う調査を監督し、不十分な点は沿線市町村と協力した上で県が主体になって独自調査するよう求めている。また工事の計画段階で同社が沿線市町村と交わす協定にも触れ、残土処理運搬車の運行計画に限らず自然・生活環境についても適用可能とし、沿線市町村の不利益とならぬよう県に指導・監督してもらう―と盛った。

 社会は▽子どもの医療費補助対象年齢の引き上げと窓口無料化▽介護保険制度の充実▽国民健康保険事業への財政支援拡大▽特定健診受診率の向上に伴う医療費増に対する支援―の4項目。

 産業建設は▽天竜川架橋の早期着工▽河川整備の促進▽県道松川インター大鹿線の改良促進と国道152号の通年通行の実施▽県道飯島飯田線上片桐バイパスの整備促進▽降ひょう対策支援▽県道上飯田線の改良促進―の6項目。天竜川架橋の早期着工では、高森町山吹―豊丘村河野間に架ける新橋について、地形測量や地質調査など国との協議に必要な予算確保と、完成に向けて切れ目のない対応を求めている。

 研修会を前に、村椋鳩十記念館・図書館の大原文男館長が「椋鳩十 二つのふるさと」と題して講演した。

  

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