南ア世界自然遺産登録推進協が総会

政治・行政

[ 2012年 5月 29日 火曜日 10時18分 ]

 長野、山梨、静岡3県の10市町村で構成する「南アルプス世界自然遺産登録推進協議会」(会長・田辺信宏静岡市長)は27日、本年度の総会を静岡市清水区の同市東部勤労者福祉センター清水テルサで開いた。昨年度は、南アルプスの生態系と生物多様性の価値を磨き、世界自然遺産登録へとつなげていくため、ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)推進部会に登録検討委員会を設置し、登録に向けた検討を進めてきた。本年度は、ユネスコエコパーク登録に向けて具体的な手続と申請書の作成・提出、地域住民の合意形成を図り、2014年度中の登録を目標にしている。

 総会は毎年、3県の構成市町村で持ち回りで開いている。飯田市からは、委員を務める牧野光朗市長と上澤義一議長、大鹿村から同じく長尾勝副村長(村長代理)と熊谷英俊議長が出席した。

 冒頭、田辺会長は「実質5年目の活動に入った。世界的プログラムであるユネスコエコパークの14年度中の生態系登録を目標に検討を進めている。国民にあまり知られておらず、まだまだPRが不足している。ないものねだりをしていくのでなく、あるものの価値を磨き高めていくことが大切」とあいさつ。昨年度事業報告と決算に続いて、本年度の事業計画と予算、日本ジオパーク再認定審査の対応について承認した。

 本年度の基本方針は、国における世界自然遺産登録の動向に注視し、引き続き南アルプスの価値の普及啓発を図るとともに、そのかけがえのない自然環境を守りながら活用するための事業活動を推進する。また、南アルプスの生態系と生物多様性の価値をさらに高め、自然と人間との共生社会の実現を目指すため、ユネスコエコパークへの登録に向けた活動を推進する。

 具体的には、4月29日に飯田市が当番市を務めた「2012新宿御苑みどりフェスタ~国立公園フェア~」への参加、日本ジオパークネットワークの活動参加と地域への教育普及活動、ユネスコエコパーク登録実現のための事業、南アルプス総合学術検討委員会の開催、関係機関への要望活動など。世界自然遺産登録に向けて、南アルプスの持つ素晴らしさを広く周知するとともに、登録に向けた機運を高めるためのイベント事業を12月1日に大鹿村で開催する計画も決めた。

  

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