南信州広域連合が定例会議開く

政治・行政

[ 2018年 8月 18日 土曜日 14時57分 ]

前回に続いて施設のあり方で意見交換

 飯田下伊那14市町村でつくる南信州広域連合は17日、定例会議を飯田市内で開き、リニア中央新幹線の開業を見据えて整備を検討するコンベンション(大型会議)施設や屋内体育施設の検討スケジュールの見直し案を了承した。地域に必要な施設のあり方について、有識者や関係団体、地域住民らも交えて議論を深堀りした上で、検討委員会を来年3月を目途に立ち上げる。年度当初は夏に検討委を立ち上げ、年度内を目途に施設概要や建設場所の方針をまとめる流れだったが、大幅に組み直した。

 前回会議では、町村長から施設の必要性を巡る慎重論も目立ち、コンセプトや機能面など「基本的な考え方」の協議が深まらなかったため、当初スケジュールを見直す方針を決めていた。

 今後は次回の会議を含む9月内を目安に広域連合としての考えや論点を整理。秋から冬にかけて有識者や関係団体、地域住民などとの意見交換を経て、「基本的な考え方」を固める。広域連合議会との協議後の来年3月以降、具体的な施設整備案や候補地の検討を担う検討委の発足を見込む。

 今回の会議で広域連合事務局は「リニア時代の当地域に必要な施設とは、の議論を深めたい。既存の(コンベンションや体育施設の)イメージにとらわれない議論も重要」と指摘。「地域へ人を呼び込む視点と合わせ、地域課題の解決に生かす視点でも施設のあり方を議論してはどうか」と提案した。

 例として▽中高生の多様なスポーツ活動やシニア層の健康長寿の促進▽伝統芸能の鑑賞や担い手の育成▽公民館や地域活動の学びの拠点▽一流のスポーツや文化に触れられる場―などを挙げた。

 施設のあり方に関し、首長からは「福祉、文化、産業、教育といった地域の総合力を高めるためのものにしたい」「リニア開通で大都市圏から30分ほどで本当の田舎を満喫できる。こうした揺るがない魅力のアピールなどにも生かすべき。造るならば他にはないものを」などの意見が出た。

 「望む施設像を早く郡市民に示すべき時期に来ている」「(広域連合内で)なかなか議論が前進しないため、順序立てが必要」といった指摘のほか、将来的な施設の建設・運営面も見据え、検討段階からの民間参入や県との連携協議を求める声も複数あった。

  

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