南信州広域連合が新施設構想案で住民説明会

政治・行政

[ 2019年 6月 24日 月曜日 16時51分 ]

 リニア時代に向けた新施設の整備に関する構想「基本的考え方」案で、南信州広域連合は22日、住民説明会をエス・バード(飯田市座光寺)で開いた。約40人が参加し、質疑応答では財政への影響を懸念する声も。今後の進め方について質問があり、広域連合側は「どんな施設をどのように造るのか。施設ができるか、できないかも含め本年度中に方向性を出したい」とした。

 質疑応答で、参加者からは「税金の無駄遣いにならないよう、財政状況を踏まえてしっかり考えるべき」「少子高齢化が進む中、負の遺産にならないような検討が必要」との声が上がった。

 広域連合事務局によると、設計や建設には5年ほどかかる見込み。

 広域連合は2月の定例会で、新施設の基本的考え方案を提示した。アリーナ機能を中心とした複合施設を想定し、スポーツ、芸術、文化などの多目的利用ができる「学びのベースキャンプ」(仮称)を目指すとする。

 複合施設の具体的なイメージとして▽子どもや青少年がプロスポーツに触れ、各種スポーツを本格的に学べるような市町村・校区を越えたクラブチームの拠点▽リニアの利便性を生かして首都圏からプロの指導者が訪れ、ワールドクラスを目指せる環境を整備▽パラスポーツやシニアスポーツの一大拠点▽大規模なスポーツ大会やイベント・コンサート、コンベンションの開催▽獅子舞や地芝居、人形浄瑠璃、無形文化財の民俗芸能などを国内外に発信―を描く。飯田文化会館(同市高羽町)やエス・バードを含め、圏域外の施設と連携を図っていくとする。

 また新施設の整備に関する検討委員会を設置し、27日に初会合を開く。委員会は利用が想定される団体や有識者、地元関係者、公募委員、学生ら26人で構成。施設の建設・運営の方式、施設規模、利用形態、立地条件、事業費、開設時期を検討していく。

◎写真説明:「基本的考え方」案に関する住民説明会

  

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