参議院選挙の開票結果

政治・行政

[ 2016年 7月 12日 火曜日 8時03分 ]

参院選杉尾万歳3 第24回参議院選挙は10日に投開票が行われ、自民、公明の与党が改選過半数の70議席を獲得して大勝した。改憲勢力は非改選と合わせて憲法改正の国会発議に必要な3分の2(162議席)を超えた。今回から1人区となった県区は3人が争い、野党共闘で臨んだ民進新人の杉尾秀哉さん(58)=共産、社民推薦=が初当選。自民現職の若林健太さん(52)=公明推薦=は劣勢を挽回して迫ったが及ばなかった。

 

 改選議席は参院定数の半分にあたる121議席で、選挙区で73、比例区で48人を選んだ。

 

 与党の自公は、目標に掲げた改選過半数の61議席を上回った。

 

 自民は改選前から6議席を伸ばす56議席を獲得。32の1人区で21勝11敗と大きく勝ち越した他、比例でも他党を引き離して19議席を獲得した。公明は選挙区に擁立した7人全員が当選。比例でも7議席を獲得し、5議席伸ばした。

 

 候補を一本化し、野党共闘で臨んだ民進、共産、社民、生活の野党4党の1人区は、長野を含む11議席を確保して一定の成果を挙げたが、目標にした改憲勢力の3分の2阻止を達成できなかった。

 

 民進は前回2013年の参院選を上回る32議席を獲得したが、改選前から14議席減らした。共産は倍増の6議席を獲得。社民と生活は各1議席にとどまった。

 

 自民、公明と、今回7議席を獲得したおおさか維新など改憲勢力の獲得議席は77。非改選と合わせて3分の2を超える165議席となり、衆参両院で改憲発議が可能になった。

 

 与野党対決となった長野県区は、野党共闘の杉尾さんが57万4052票を獲得して勝利した。若林さんは49万9974票、政治団体幸福実現党新人の及川幸久さん(56)は2万350票だった。

 

 杉尾さんは元ニュースキャスターで、今期限りで引退する北沢俊美元防衛相の後継として出馬。共産が擁立者を取り下げて推薦に回り、社民も含めた野党共闘の先頭に立って臨んだ。格差是正や安保法制廃止、憲法改正反対などを軸に訴えを展開。市民団体とも積極的に連携し、「弱者のための政治への転換」も掲げた。

 

 長野市で開いた祝勝会では「市民の力を結集すればできないことはない。長野モデルを大きな花に咲かせる」と決意を語った。

 

 若林さんは再選を目指して戦った。一億総活躍社会、ローカルアベノミクス、地方創生で効果を地方にも及ぼすと主張。杉尾さんを意識して地元出身も強調した。公明と従来以上の結束を図った他、安倍晋三首相が3度にわたり応援に入るなど大物議員の支援も受けて目標とした50万票に迫ったが、及ばなかった。

 

 前回まで2議席を争った県区では、98年の18回から6回連続で自民と旧民主が各1議席を獲得。制度改革で改選定数が1議席となり、与党と野党共闘との対決を象徴する激しい選挙戦になった。

 

 得票率は杉尾さんが52・45%、若林さんが45・69%。飯伊では飯田市など8市町村で杉尾さん、阿南町など南西部の6町村で若林さんが最多となった。

 

 県区の有権者は177万348人で、投票者数は111万2858人。投票率は前回比5・14ポイント増の62・86%だった。

  

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