参院選 塩尻で立候補予定の5人が討論会

政治・行政

[ 2013年 7月 1日 月曜日 15時39分 ]

 7月4日公示、21日投開票の参院選で、県区(改選定数2)に立候補予定の5人が28日夜、塩尻市のレザンホールで公開討論を行った。経済政策や原発・エネルギー問題、憲法改正、環太平洋連携協定(TPP)などをテーマに意見を交わし、主張や政策の違いをアピールした。

 出席したのは、参院の勢力順に、民主党現職の羽田雄一郎氏(45)、自民党現職の吉田博美氏(64)、共産党新人の唐沢千晶氏(42)、政治団体・幸福実現党新人の味岡淳二氏(54)、無所属新人の神津ゆかり氏(46)の5人。質問に答える形で順に思いや考えを語った。

 経済政策について羽田氏は、財源を伴う地方分権が重要だとし、エネルギー政策の転換や食料自給率の向上を図ることで雇用を生み出すと主張。吉田氏は財政出動だけに頼らず、民間活力を生かした成長戦略を描くとし、海外に向けてライフラインを売り込むとした。

 唐沢氏は国民の所得を増やすことが景気回復の道として内需拡大を掲げ、賃上げと雇用は大企業の内部留保の一部を活用すると強調。味岡氏は日銀の金融緩和、積極的財政出動をさらに進め、加えて大胆な夢のある成長戦略が必須とした。神津氏はグローバル経済や資本主義に疑問を呈し、子育てや医療、福祉、自然など暮らしと緑に関わる経済活動を基本とする姿勢を示した。

 憲法改正について、羽田氏は環境権や自衛隊の位置付けなどについて議論が必要だとする一方、「9条の平和主義を守らなければならない」とし、96条の改正は姑息だと批判。吉田氏は環境権やプライバシー権などは時代に即したものにするべきとする一方、「9条は守るべきというのが個人の考えだ」とした。味岡氏は「9条改正が平和を守ることにつながる」とし、抑止力を持つために改憲が必要だと強調した。

 唐沢氏は「9条を守り、生かすことが、満蒙開拓をはじめ戦争で多くの犠牲を出した県民共通の思い」とし、権力者の思惑や都合で96条を変えてはならないとした。神津氏も「いまの憲法を生かしたい」とし、9条は海外にも輸出し、他国の平和にもつなげたいとした。

 最後は自由討論の時間が設けられ、一人一人が有権者に主張を伝えた。

 羽田氏は「居場所と出番をつくり、人の命を大切にする政治を行う」とし、子どもの育ちと学びに責任が持てる国づくりを誓った。

 吉田氏は「国政の安定なくして景気回復はない」としてねじれ解消を掲げ、自らに厳しく、国民の痛みが分かる党実現を唱えた。

 唐沢氏は「企業の利益を優先するあまり、国民が犠牲になっている」とし、財界企業中心、米国の言いなりからの脱却を主張した。

 味岡氏は生涯現役社会の利点を挙げ、「長野から全国に発信する」とし、国に対してできることを考えることが重要とした。

 神津氏は「平和主義、国民主権、基本的人権の尊重の理念から未来をつくる」とし、「命を紡ぐ政治への転換」を掲げた。

 日本青年会議所長野ブロック協議会が開催。有権者ら約250人が耳を傾けたほか、インターネットを介した中継も行われた。

  

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